みなさま、こんにちは!
これまで関西・関東中心に様々なタワーマンションをご紹介してきましたが、読んでいただけたでしょうか?
記事を書くにあたって共用施設や設備など調べた際に、『このワードよく聞くけど、どういう作りなの?』と思ったものが多かったので、本日は物件紹介をお休みして、タワーマンションでよく聞くワードについて解説していきたいと思っています。最後までお付き合いいただけるとうれしいです^^
タワーマンション よく聞くワード解説
~共用部編~
コンシェルジュ
タワーマンションには必須のサービスとなってきているコンシェルジュサービス。具体的にどんなサービスをしてくれるのか想像できない部分がありますよね。。
”コンシェルジュ”とは、もともとフランス語で”マンション管理人”を指していますが、日本のタワーマンションに関していうと管理者というよりマンションでの住まいにおける案内人といった方が意味的にはしっくりくるかと思います。
例えば、、
『引越ししたばかりで、どのタクシー会社を呼べばいいかわからないから、タクシーを呼んでほしい。』
『仕事をし始めたので、ベビーシッターの手配をしてほしい』
『近場の商業施設を教えてほしい』
『共用パーティールームの予約をしたい』
などといった、マンションでの生活にかかわるお困りごとを気軽に相談できるのがコンシェルジュサービスなのです。ちなみに、今セルジュサービスのスタッフさんは管理会社から来られている場合もあれば、管理会社が他の会社に委託している場合もあるようです。
ということで、マンション内で何か困ったことが発生したらコンシェルジュサービスを活用していくと生活の質も向上していきそうです^^
エレベーターセキュリティー
タワーマンションには一般的なマンションにはないセキュリティー機能のついたエレベーターの仕組みがあることが多いです。実際、私がコーディネートの依頼を受けてお客様宅(タワーマンション)へエントランスから向かう際に、2回呼び出しをしなければならないセキュリティのエレベーターを使ったことがあります。
ほとんどのタワーマンションではオートロック機能が当たり前になってきており、エントランスとエレベーターホール前など、2か所にロック解除をする場所がある場合が多いようです。また、来客者は指定された階しかボタンを押せないエレベーターになっている場合もあります。
ロック解除は鍵、またはカードキーで行う場合が多いようです。鍵の場合ピッキングされる危険性もなくはないので、カードキーだと安全で管理しやすいかもしれません。最新機能を使ったセキュリティでは顔認証などの生体認証を用いたセキュリティーも導入し始めているところもあるとか!
セキュリティに関しては、下記コラムで詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。↓
タワーマンションのセキュリティについて知っておくべきことを解説します! | 株式会社スピカα (spica-exective.com)
各階ゴミステーション
一般的なマンションだと1階のゴミステーションに家庭ごみを持ち込む場合が多いのですが、最近のタワーマンションでは各階にゴミステーションが設置されてご自宅のフロア内でゴミ出しが完結する仕組みが多くなってきています。これだと、24時間いつでも都合の良い時にゴミ出しができるので、自分のペースで家事ができますね!
ちなみに実際のゴミステーションの様子がみられるページを見つけたので、ご紹介します。
出典:各階ゴミステーションのご案内 – ベイサイドタワー晴海 住友不動産の新築マンション・分譲マンション・戸建の公式ブログ (sumitomo-rd-mansion.jp)
このように資源ごみもいつでも出せる環境はすごくありがたいのではないでしょうか?私の場合『今週って第何週だっけ??』というところから資源ごみ出しが始まるので、羨ましい機能です✨
~設備編~
ディスポーザー
ディスポーザーとは、シンク下に設置される生ゴミ粉砕機のことです。
キッチンシンクの排水口のすぐ下に設置され、生ゴミがシンクに溜まることがなく掃除が楽で衛生的な処理設備のことを指します。
キッチンの排水溝からの匂いなんかも気になりますよね。そのお悩みも解決してくれる、便利な設備です。下記、ディスポーザーについて詳しくまとめてくれている記事があったので、引用してご紹介いたします。
仕組み
ディスポーザーは野菜くずなど調理のときに出た生ゴミを投入すると、内部搭載のモーターにより回転ハンマー(ブレード)が遠心力でゴミを機器外壁に叩きつけて粉砕する仕組みです。
人差し指程度の幅の水を流しながら行うため、水と一緒に下水へとゴミが流れていくメカニズムとなります。
ディスポーザーの使い方
ディスポーザーには、スイッチを入れることで生ゴミを次々粉砕する「連続投入方式」と、止水栓の蓋がスイッチになる「バッチフィード(一括投入)式」の2種類があります。
どちらの方式も、大まかなステップは以下の通りとなります。
1. ディスポーザーに生ゴミを入れる
2. 水道水を出す
3. 蓋を閉め、スイッチを入れる
4. 粉砕する
なお、生ゴミの詰め込み過ぎや水量(毎分8L程度)にも気を付けましょう。
ディスポーザーのメリット
生ゴミを下水に流せるディスポーザーには、メリットが多数あります。
・悪臭が減る
・排水溝のぬめりや黒ずみ、カビを抑えられる
・掃除が楽になる
・害虫、ネズミなどの発生を防げる
生ゴミをため込まないので、生ゴミから発生する悪臭や、生ごみに寄ってくる害虫などに悩ませられることがないのは嬉しいですよね。また、排水溝のぬめりや黒ずみ、カビなども発生しにくくなり、日々の掃除が楽になるのも魅力的です。
生ゴミの処理には時間がかかるもの。家事の時短のために、ひいては睡眠時間や自由な時間をより多くするためにも大活躍のアイテムとなるでしょう。
ディスポーザーの注意点
便利で使い勝手のよいディスポーザーですが、注意点もあります。
・メンテナンスなど維持管理費がかかる
・電気代、水道代がかかる
・動作音が大きいものがある
・どの家庭でも取り付け可能とは限らない
・流せないものもある
出典:ディスポーザーとは何?仕組みやメリットをご紹介|マンション暮らしガイド|長谷工の住まい (haseko-sumai.com)
キッチンワークトップ(天板)の仕様
標準仕様でワークトップが決まっているお部屋もありますが、オプションなどで迷っている方にむけてお知らせします。
タワーマンションのワークトップは、私の体感で人工大理石の割合が多くなっている印象を受けます。
下記、天板の素材の違いについてご説明します。
ステンレス天板
タワーマンションにはあまりない仕様ですが、インテリアの好みでステンレスがお好きな方もおられるかと思いまして、、(個人的に好きなので)
ステンレス特有の厨房のような清潔感があり、個人でお家を建てられている人にも人気の天板です。
さびや汚れに強く、においがつきにくく長持ちする素材です。デメリットは衝撃に弱く傷がつきやすい点が挙げられます。
人工大理石天板
その名の通り、人工的につくられた大理石を使った天板です。カラーバリエーションも豊富になってきていますが、タワーマンションで見かけるのは白、グレー、ブラックあたりが多いでしょうか。。
メリットはカラーバリエーションの豊富さと、水垢が目立ちにくいことなどが挙げられます。逆にデメリットは、素材としてはプラスチック(樹脂)なので高温のものを置くと変色してしまったり、きずつきやすかったりする恐れがあります。また、紫外線による黄ばみが出てくる可能性もある(最近のものは改良されてきているようですが)ようです。
クォーツストーン天板
天然石である水晶(クォーツ)を90%以上使ったものを樹脂で固めたものを指します。
特徴としては、天然石のような高級感を持ち、自由な加工ができるので天板のサイズも3メートル以内なら自由にサイズ調整可能です。また、しみにならず汚れにくい、硬度が高い(水晶なので)、お手入れがしやすいなどが挙げられます。
ただ、これだけメリットがたくさんあるとお値段が高くなるようです。お財布と要相談ですね。
セラミック天板
セラミック=焼き物の天板です。
質感に特徴があって焼き物ならではのざらつきのある手触りで、インテリアとしても独特の高級感が出ます。
メリットは、耐久性・耐熱性が高い、硬度が高い、汚れにくいといったことが挙げられます。デメリットはやはり価格の問題です。素材自体もいいものですし、天板だけの重さもかなりあるので、それを運搬・搬入・設置にかかる人件費もかかってきます。
メラミン天板
メラミン樹脂を素材とした天板です。前述のように樹脂なので、劣化の心配もありますが、グレードも幅広いので、劣化が気になる方はよりグレードの高いものを選択してみてはいかがでしょうか?
強度もそれなりに強く、汚れにくい素材ですし、比較的お財布にやさしい価格のものが多いので、お金のかかるお家探しには嬉しい素材です。
画像、引用:キッチンの天板(ワークトップ)はどんな種類がある?選び方など | 初めての家づくり情報メディア|DENHOME
~構造編~
ワイドスパン構造
高層の建物になると高さを支えるために柱が多くなってくることがあります。そうすると柱や梁でお部屋の間隔が広くとることができなかったりするのですが、このワイドスパン構造を推している物件は柱や梁を見た目で目立たないような工夫をしている構造になっています。
このおかげで、開口部が広くとれる開放的な空間になるのです。天井の梁の出っ張りも最小限になり、圧迫感も解消されます。
ZEH
この3文字のアルファベット、『ゼッチ』と読みます。Net Zero Energy Houseの略称で、生活していくうえでのエネルギーをゼロにする建物を指します。
ゼロにするのは無理なんじゃ、、なんて思いましたよね?
下記3つに着目して建物づくりをすることによってそれが可能になるのです。
- 省エネ
- 創エネ
- 断熱
エネルギーをなるべく使わないように、、というのが省エネ。
太陽光発電システムなどの導入によってエネルギーを作っていくのが創エネ。
断熱によって無駄な電気を使わせないという根本的なところにも着目しているんです。
このZEHは最近建てられている新築のタワーマンションに多く採用されています。そのわけは、日本政府は「2020年には新築住宅のうち半数程度がZEHになること」、「2030年には新築住宅のうちそのほとんどがZEHになること」という2つの目標を掲げていて、現状では補助金を支給するなどZEHの推進に力を入れています。これには日本の深刻なエネルギー問題が関係していて、他人事では済まない状況下にあるのです。
まとめ
タワーマンションに関わるワード解説いかがでしたでしょうか?
タワーマンションの良さも同時にお伝え出来たかと思います。これから購入を考えておられる方、すでに購入し引越し予定の方、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
では、本日の更新はここまでです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
次回更新もお楽しみに^^/
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