タワーマンションをご検討の方必見!最上階の特徴についてご紹介!

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都会に行くと、見上げるほど高いタワーマンションが多く建ち並んでいます。
最近では70mを超えるタワーマンションもあり、まさに現代建築技術の結晶と言えますよね。
今回は、そんなタワーマンションに住むことをご検討中の方に向けて、最上階に住むことのメリットやデメリットをご紹介していきます。

□最上階を購入する際の注意点

タワーマンションに住むなら、やはり見晴らしの良い最上階が良い、と考える方は多いですが、最上階ならではの不便さも存在します。
ここでは、最上階を購入する際の注意点を3つご紹介します。

*生活に合わせた方角

タワーマンションの最上階は、周りに影を作るようなものが少ないため、日照の影響をもろに受けます。

東向きの部屋は、朝日がしっかり当たりますが、午後になると日差しを取り込みにくくなりますし、西向きは逆に、朝日は差し込みませんが、午後は日当たりが良くなります。
その分、室温が上がりやすいのが特徴です。
南向きは、日が当たる時間が長く人気の向きですが、夏場は日差しが強すぎて、冷房代がかさむ原因になります。
また、フローリングや家具が日焼けしてしまうこともしばしばあります。
北向きは、日が差し込まず、湿気でカビが発生しやすいという大きなデメリットがありますが、他の方角に比べて低価格になることが多いです。

*維持費

タワーマンションは、安全性を保つため、メンテナンスにお金がかかります。
住宅ローンの有無に関係なく、毎月維持費がかかってくるので、無理なく支払いを続けられるか確認しましょう。

*低階層にも魅力あり

次章で最上階なりのデメリットをご紹介しますが、その多くは低階層であれば被ることのないデメリットです。
確かに最上階は、日当たりや眺めがいいですが、必ずしもそれが生活の質を決めるわけではありません。
タワーマンションに住むなら高階層、という固定概念に縛られることなく、フラットな視点で階層を選ぶようにしましょう。

□最上階に住むメリット

最上階に住むメリットを3つの観点から見ていきます。

まず、自然面です。
前章でも紹介した通り、周りに遮蔽物がない階層であれば日当たりが良く部屋が明るいです。
それに加え通気性も高い最上階では、カビやダニが発生しにくい環境になります。

続いて、生活面です。
まず、なんと言っても眺めの良さが魅力ですよね。
最上階からの眺めは、開放感もあり気分も上がることでしょう。
上階に人が住んでいないため、足音や生活音といった騒音トラブルが少ないといった利点があります。
また、低階層に比べ、盗難被害は少ない傾向にあり、外から自宅をのぞかれる心配がないという安心感もあります。

最後に経済面です。
賃貸ではなく、最上階の購入の場合、低階層や一戸建ての住宅に比べて資産価値が高くなりやすいです。
ひとつの投資と捉えることもできるでしょう。
また、日当たりが良いため、日中に照明をつける必要がなかったり、冬場に暖房器具をあまり使わなかったりするため、光熱費は節約できそうです。

□最上階に住むデメリット

確かにタワーマンションの中では、特に人気上位の最上階ですが、いい事ばかりではありません。
いくつかデメリットも存在し、そのタワーマンションが高ければ高いほどその影響は顕著に出る傾向にあります。
ここでは、最上階のデメリットを4つご紹介します。

1つ目は、エレベーターの待ち時間が長いことです。
これは、実際にタワーマンションの最上階に住んでいる方から良く耳にするデメリットです。
建物の高さにもよりますが、平均的な高さのタワーマンションの場合、地上から最上階までの往復にはおよそ2〜3分かかります。
たった数分と思われるかもしれませんが、途中で乗り降りする人がいるとさらに時間がかかります。
また、エレベーターに乗ってから忘れ物に気づいた時などは、この倍近くかかることになり、朝の慌ただしい時間だとかなり困るのではないでしょうか。

2つ目は、夏場の暑さです。
最上階は、日当たりが良すぎるがゆえに、夏場の室温はかなり高くなり、冷房も効きにくくなります。
特に西向きの部屋は、午後から強い日差しが入り、熱が逃げにくいです。
冬場は電気代の節約になりますが、夏場は冷房代がかさむでしょう。

3つ目は、地震の影響です。
特に地震は小さな震度でも、最上階は大きく揺れることがあります。
また、大地震でエレベーターが止まった際の、階段での避難はかなりの労力になります。
階段で何度も往復するのは大変ですので、水や非常食は多めに備蓄しておくことをおすすめします。

4つ目は、価格です。
最上階は人気があるため、他の階に比べて価格が高く設定されています。
タワーマンションの住戸価格は、階数が高くなるほど高くなるので、高層マンションであるほど価格差は顕著になります。
最上階の部屋が、ほんとに価格に見合ったものであるかどうかは、慎重に判断する必要があります。

□まとめ

今回は、タワーマンションの最上階のメリット、デメリットをご紹介しました。
タワーマンションの最上階で、毎日綺麗な景色を眺めながら生活することは、もちろん素晴らしいことですが、さまざまな視点から考えると、決して良いことばかりではないということも覚えておくべきでしょう。