タワーマンションの高層階での暮らしをお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、高層階に住むメリットです。
高層階での暮らしには、いくつかのメリットがあります。
そこで今回は、タワーマンションの高層階とは、高層階に住むメリット、高層階でより快適に暮らすためのポイントについてご紹介します。
□タワーマンションの高層階とは
建築基準法では、6階以上ある建物を高層建築物と定めています。
また、高さが60メートル以上ある建物を超高層建築物としています。
一般的に、タワーマンションは、高さが60メートル以上あるものとされています。
これは、約20階建て以上のものに該当します。
また、消防法では、10階に相当する、高さ31メートルを超える建物を高層としているのに対し、不動産業界では、6階以上ある建物を上層階としています。
なお、1階から3階ぐらいまでを低層階と呼びます。
さらに、6階未満の建物にはエレベーターの設置義務はありませんが、高齢者や階段の上り下りが難しい方のために、低層階であってもその必要性を検討することが重要です。
□高層階に住むメリットとは
1つ目は、眺望が良く、空の美しい表情や夜景を楽しめることです。
開放感のある景色を見ながらの暮らしは、タワーマンションの高層階でしか味わえません。
夕方は、夕日で真っ赤に染まり、朝方は、きれいなグラデーションを見せてくれるなど、さまざまな空の表情を楽しめます。
また、夜景も楽しめる高層階は、美味しいワインやこだわりの食材を使った料理を用意すれば、わざわざホテルの高層階の部屋を予約しなくても、自宅で非現実的な時間を過ごせます。
さらに、夏に花火が見える部屋であれば、会場や移動時の混雑に巻き込まれることなく、自宅でプライベートな花火鑑賞ができます。
2つ目は、日当たりや風通しが良く、騒音も少ないことです。
高層階は日当たりが良く、風の通りも良いため、しっかりと換気ができます。
そこで、周りにマンションが建っても、日当たりや風通しの変化がありません。
風が強い高層階では、蚊といった虫は生息することが難しいため、あまり発生しません。
そのため、窓を開けても虫が部屋に入ることなく、心地良い風を感じながら快適に過ごせます。
また、低層階に比べて車の走行音やクラクションの音が届きにくくなっています。
さらに、子どもの声や騒ぎ声なども聞こえにくいため、騒音に悩まされることがありません。
3つ目は、周りからの目線が気にならず、プライバシーを保てることです。
高層階は、周りの建物から覗き込まれることがないため、カーテンを開けたままの状態でも過ごせます。
つまり、着替えてる時も見られる心配がないため、プライバシーを保てます。
□高層階でより快適に暮らすためのポイントとは
1つ目は、東向きか北向きの部屋を検討することです。
高層階は日当たりが良く、冷房効率が悪いため、南向きの部屋だと快適に過ごせません。
そのため、夏の暑さが苦手な方は、南向きの部屋ではなく、東向きや北向きの部屋をおすすめします。
そこで、ほど良く日差しの入る部屋を選び、遮光カーテンを取り付けたり、エアコンといった空調設備の配置を見直すなどして、暑さ対策を行うことが大切です。
また、メゾネットタイプの部屋を選んで、1階部分と2階部分でスペースを使い分ける方法もあります。
2つ目は、エレベーターの位置に注意することです。
部屋とエレベーターの距離が近いと便利ですが、機械音や足音などが聞こえてしまう可能性があります。
一方で、これらの音を気にしてエレベーターから遠い部屋にすると、移動時間が長くなってしまうため不便です。
そこで、1日にどれくらいの頻度でエレベーターを利用するかを考えてから、部屋を選ぶことをおすすめします。
3つ目は、防犯対策に意識を向けておくことです。
高層階は、建物から避難をするまでに、最も時間がかかってしまいます。
突然の地震や火災に慌ててしまわないためにも、避難ルートを確認するといった、危険に備えておくことが必要です。
また、タワーマンションは、燃えにくい防火区画が設けられています。
これは、部屋の玄関ドアも含まれているため、火災が起こった時には、炎や煙が広がらないように、ドアを閉めて避難することが重要です。
なお、バルコニーに燃えやすいものを置いていると、火災が拡大する恐れがあります。
そのため、不要なものは置かないことが大切です。
さらに、防火訓練に参加して、消火器の使い方や避難器具の位置などを確認することをおすすめします。
□まとめ
今回は、タワーマンションの高層階とは、高層階に住むメリット、高層階でより快適に暮らすためのポイントについてご紹介しました。
高層階は、眺望や風通しが良く快適ですが、防犯対策をすることでより快適に暮らせます。
タワーマンションの高層階での暮らしについてお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
