タワーマンションの購入をお考えの方にぜひ知っていただきたいのが、低層階の魅力です。
低層階には、さまざまな魅力があります。
そこで今回は、タワーマンションの低層階と、タワーマンションの低層階に住むメリットとデメリットについてご紹介します。
知っていると必ず役に立つので、ぜひ参考にしてみてください。
□タワーマンションの低層階とは
建築基準法では、高さが60メートル以上の建物を超高層建築物としています。
そのため、階数が20階以上あるタワーマンションは、居住用超高層建築物に該当します。
なお、通常のマンションの場合は、1階から3階ぐらいまでを低層階と呼びます。
一方で、タワーマンションの場合は、階数が多いため、1階から10階のことを低層階としています。
また、物件によっては、15階ぐらいでも低層階とされるところがあります。
基本的に、タワーマンションは、階層が上がるにつれて、賃貸や分譲の価格も上がります。
□低層階に住むメリットについて
1つ目は、共用スペースのすぐ上の階の場合、階下への騒音を気にしなくて良いことです。
子育て世帯は、子どもの騒ぎ声や足音で、下の階の住人に迷惑をかけていないかが気になることでしょう。
しかし、多くのタワーマンションには、低層階にエントランスホールやラウンジ、キッズルームなどの共用スペースが設置されています。
そこで、これらの共用スペースの上の階であれば、子どもが走り回ったりしても下の階に音が響くことが無いため、安心して過ごせます。
そのため、隣人や下の階の住人とトラブルになる心配もありません。
2つ目は、エレベーターも階段も利用できることです。
タワーマンションの高層階に住んでいる場合、朝の通勤や通学時間、帰宅時間にエレベーターを利用する人が集中してしまいます。
そのため、早く家を出る必要があったり、遅刻する可能性があります。
そこで、低層階に住んでいると、エレベーターを待つことなく、階段で部屋まで行き来できるため、ストレスが軽減できます。
また、エレベーターを点検していたり、故障してしまっている場合や、地震といった災害が起こった時にも、階段で地上に出やすくなります。
さらに、忘れ物をしたり、電気を消し忘れた場合など、低層階だと直ちに部屋に戻れるため、とても便利です。
3つ目は、高層階より割安で購入できることです。
タワーマンションは、駅前や駅の周辺といった便利な場所に建てられることが多いです。
そのため、部屋の広さや向きなどといった条件が同じであれば、低層階の部屋は、高層階に比べて安価に住めます。
そこで、窓からの眺望が重要でなければ、高層階よりも低層階を選ぶことをおすすめします。
4つ目は、共用スペースが利用できることです。
タワーマンションには、通常のマンションと比べて、さまざまな共用施設があります。
例えば、パーティルームやジム、ゲストルームなどです。
これらの施設は、タワーマンションの住人であれば利用できます。
また、高層階にビューラウンジがある物件だと、低層階に住んでいてもタワーマンションからの眺望を楽しめます。
5つ目は、室内やバルコニーから緑のある景色が楽しめることです。
開放的な空の景色は見れなくても、敷地内の植栽を見ることにより季節を感じられます。
また、窓から緑が見えることにより、家族の会話も弾み、楽しい時間を過ごせます。
□低層階に住むデメリットについて
1つ目は、階数格差が生じてしまうことです。
タワーマンションは、同じ間取りであっても高層階と低層階で販売価格が違います。
そのため、部屋の階数によって、職種や年収の多さが違うといった、階数格差という差が出てくることがあります。
さらに、そのような格差によって、低層階の住人は、高層階の住人から嫌がらせを受けることもあるようです。
また、高層階の住人の生活レベルに合わせようと、見栄を張らなくてはいけないような状況に至ることもあります。
2つ目は、周りの騒音が聞こえることです。
低層階は、車やトラックなどの走行音やクラクションといった騒音が気になりやすくなります。
また、高層階よりも外で遊んでいる子どもの声が聞こえやすくなります。
さらに、大きな幹線道路沿いのタワーマンションは、夜でも騒音に悩まされる場合があります。
3つ目は、外部から部屋が見えてしまうことです。
低層階では外の通行人の目が気になるという方は、高層階の部屋をおすすめします。
また、外から部屋の中が見えやすいため、高層階と比べると空き巣の侵入といった犯罪が起こる可能性が高いです。
□まとめ
今回は、タワーマンションの低層階と、タワーマンションの低層階に住むメリットとデメリットについてご紹介しました。
低層階は、騒音トラブルが少ないといったメリットがある一方、外から部屋の中が見えるといったデメリットもあります。
タワーマンションの購入についてお考えの方はぜひ参考にしてみてください。