「タワーマンションの資産価値はどうなるのだろうか」
「タワーマンションの末路について気になる」
このようにお考えの方は多いでしょう。
タワーマンションがこれからどうなっていくのかについては知っておきたいですよね。
そこで今回は、上記の疑問を解決する情報をお届けします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□タワーマンションは急増してきている
皆さんは、タワーマンションの現在の状況についてご存じでしょうか。
タワーマンションは、現在急増してきています。
2000年前後から、急速に、タワマンの供給が増えました。
これは、都心回帰や都市再生の動きが活発になったからです。
2000年には、免震構造を始めて採用した超高層マンションも誕生しました。
超高層マンションは、造れば売れるといわれており、デベロッパーにとっても造るメリットがあります。
そして消費者にとっては、値崩れしにくいというメリットがあります。
豪華さや眺望に優れているためです。
タワーマンションに住んでいるということがステータスにもなりますよね。
各地の駅前で再開発が活発になったことによって、地方都市にまでタワーマンションの建設は広がっていきました。
リーマンショックの後は、供給が減っていきましたが、2012年以降には再び増えました。
そして、東京湾岸部を中心として供給が広がっていきました。
これまでの供給数は、30万戸近くにも達します。
今後も、供給は増えていくとみられています。
東京都でのタワーマンションの供給の推移を確認してみると、2006年をピークに減ってしまっていましたが、2013年には前年比プラスに転じました。
これは、湾岸部の供給が増加したからです。
これまでの累計を見てみると、湾岸6区にタワーマンション全体の60パーセント以上が集まっているのです。
以上が、タワーマンションは急増してきているということについてでした。
□タワーマンションの末路とは
ここまで、タワーマンションの現在の状況について解説しました。
タワーマンションはこれまで、どんどん増えてきていたということをお分かりいただけたのではないでしょうか。
そこで続いては、そんなタワーマンションの末路について解説します。
これはタワーマンションに住むうえでの注意点でもあるため、ぜひ併せてチェックしておきましょう。
1つ目の問題は、管理費についてです。
タワーマンションの魅力のひとつは、豪華な共用施設です。
多彩で様々な機能を兼ね備えているタワーマンションの共用部には、憧れがある方も多いでしょう。
しかしこれらは、住んでいる人による多額の費用によって賄われています。
豪華なジムやプール、屋上のラウンジ、ゲストルームなどといった、目を引くものが多いですが、これらを綺麗に保つためには管理費が必要ですよね、
そしてこれは、使用の有無にかかわらず請求されるものです。
そのため、使用していないのに請求され続けると、次第に損をしている気持ちになってしまうかもしれません。
また、いざ使いたいと思っても、予約が必要でいつまでたっても使用できないということもあり得ます。
住人が多いとこのような問題も発生しやすいです。
また、管理費以外にも、窓ガラスや外壁の清掃などといった費用についても別途で請求されることもあるかもしれません。
2つ目の問題は、修繕積立金についてです。
タワーマンションは、2000年頃から急増してきました。
つまり現在、大規模修繕が必要である時期であるといえるでしょう。
タワーマンションに住むと、修繕積立金を毎月支払います。
そして、大規模修繕のための資金に利用されます。
修繕時期が近づくと、当初予想していた費用を大きく超えるということが判明することもあります。
そうなると、突然請求額が値上げされてしまいますよね。
そのため、家計へのダメージも大きくなってしまいます。
大規模修繕の正確な費用については、実際に修繕工事を始めてみないと分からないという部分もあるでしょう。
そのため、予想以上の額を請求される可能性もあるのです。
3つ目の問題は、資産価値についてです。
タワーマンションといえば、資産価値の高さであるとイメージされる方も多いでしょう。
しかしこのイメージについては、本当にそうなのかどうか考える必要があります。
戸建てと比較すると、固定資産税が高いですし、資産価値を保つために巨額のランニングコストが必要となります。
そして、タワーマンションが増加し続けたことによって、住宅の供給過多が起こっています。
このような理由から、資産価値が高い状態がずっと確約されるかといわれると、断定はできないのではないでしょうか。
以上が、末路についてでした。
□まとめ
今回は、タワーマンションをお考えの方に向けて、タワーマンションの現状について、また、将来について解説しました。
当初の疑問が解決されたのではないでしょうか。
今回の情報を活用し、タワーマンションを購入するかどうか検討してくださいね。
ご不明点がありましたらいつでも当社へご連絡ください。