タワーマンションは階数によって何が違う?階数を決める時に参考になる情報をご紹介!

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タワーマンションはその高さが象徴的で、「最上階が良い」というイメージを持つ方も多いのではないかと思います。
このようにタワーマンションは階数によって何か違いがあるのでしょうか。
そこで今回は、タワーマンションの階数に関する情報を紹介していきます。

□そもそもタワーマンションとは何階以上のマンションのこと?

一般的に、20階以上で高さが60メートルを超える超高層マンションをタワーマンションと呼んでいます。

しかし、実は「タワーマンション」とされる法的な定義は定められていません。
では、どのようにして超高層マンション、通称タワーマンションの概念が現れてきたのでしょうか。

それは、建物の高さを制限していた法が改正されたことが原因の一つとされています。
かつては、外国の法令のもと、建物は高さ31メートルまででした。

その法が改正されたことで、31メートル以上の建物が増え、超高層マンションと表される機会が増えました。

また、タワーマンションは構造上の安全性が、建築基準法で定められた項目に合格した建物となっており、国土交通大臣からの認定を貰って建設されているため、さまざまな設備・機能を備えています。

さらに、タワーマンションはその高さが故に、火災時によく利用される消防車の梯子が届きません。
従って、火災が起きた場合に備え、非常用エレベーターを設置したり、屋上に緊急用のヘリポートを設置したりするなど、可能な限り避難しやすい工夫が施されています。
こちらのヘリポートに関しては、100メートル以上の高さのあるタワーマンションに対し、消防庁の設置基準が規定されています。

□タワーマンションは階数によって用途が異なる?

タワーマンションは階数により用途が異なり、価格も基準が変わってきます。
例として40階のタワーマンションの場合の各階における階級は以下の通りです。

3階から10階には、分譲企業が運営する賃貸物件や事務所といった商業施設が入っているマンションが多いです。

10階から15階は、ワンルーム物件が多く、15階から25階には中心価格帯の物件が多いです。

25階から30階になってくると眺望が良い物件、30階から35階は、眺望が良いことに加え、面積も広い物件が多いです。

そして、35階から40階では超高級物件またはプレミアムフロアーと呼ばれる物件が多いです。

やはり、階数が高くなるほど階級が上がり、階数が低くなるほど階級が下がっています。
捉え方を変えると、タワーマンションであっても、低階層であれば単身者や夫婦向けのワンルームが用意されており、手軽に住むことが可能です。

その際、タワーマンションの魅力として「ホテルのような共用施設」「居住環境での都市型生活」「駅近」といったメリットがあります。
また、分譲と比較しても比較的低価格であり、低階層には低階層の良さがあります。

これらの要素に惹かれた人はぜひ住んでみることをおすすめします。

□自分に合った階数を考えてみよう

階数による特色がわかってきたところで、それぞれの階数にどのような人が向いているのかをここから4つのパターンに分けて紹介していきます。

1つ目に紹介するのは、1階がおすすめな人についてです。

この階の利点は、ベビーカーや車椅子での移動もスムーズに行えることです。
また、下の階への生活音を気にかける必要もありません。
従って、小さいお子さんや高齢者がいる家庭におすすめな階です。

さらに、災害時もいち早く外に逃げ出すことも利点です。

2つ目に紹介するのは、低・中階層がおすすめな人についてです。

この階層の利点は、エレベーターと階段の2つの移動手段があることです。
仮に、エレベーターが混雑していた場合も階段を利用することが可能です。
従って、こちらもご家族で住まいを検討している人におすすめな階層です。
通勤・通学時でのストレスや、家賃・購入価格を抑えたい人にとっても惹かれる階層でしょう。

3つ目に紹介するのは高階層がおすすめな人についてです。

この階層の利点は、外からの騒音や視線が気になりにくいことです。
また、防犯面でも侵入されにくいです。
従って、一人暮らしの女性など、より安全かつ穏やかな環境でゆったりと暮らしていきたい人にはおすすめな改装です。

しかし、高いとはいえ、侵入を試みる不審者もいるため、注意が必要です。

4つ目に紹介するのは最上階がおすすめな人についてです。

この階の利点は、眺めが良いことです。
最上階だけ間取りが広くなっているマンションもあり、そのマンション内で最も資産価値が高く高級な階です。
従って、資金に余裕があり、眺望の良さを好む人におすすめな階です。

□まとめ

今回は、タワーマンションの階数に関する情報について紹介しました。
階数によって階級や価格が異なってくるのが一般的なタワーマンションです。
この記事を参考に、ご自身に合わせた階数でのお住まいをご検討ください。