今再注目の「ウォーターベッド」について◎メリット・デメリット・実際に寝てみた感想をご紹介します！

ウォーターベッドとは

みなさんは「ウォーターベッド」をご存知ですか？

ウォーターベッドとは、マットレス部分が水で充たされているベッドのことをいいます。

ウォーターベッドが日本に初めて導入されたのは1978年で、その極上の寝心地の良さが話題を呼び、1990年代後半には富裕層を中心に一大ブームとなりました。

スプリングベッドが反発力によって体を支えるのに対して、ウォーターベッドは水の浮力で体を支える仕組みになっています。

現在はウォーターワールドが国内唯一のウォーターベッドブランドです。

ウォーターベッドの種類

ウォーターベッドには①ハードサイドと②ソフトサイドの2種類があります。

①ハードサイド

ハードサイドは、ベッドフレームの中にマットレスをはめるタイプのことをいいます。

柔らかいマットレスをフレームで固定するため、ウォーターベッドならではの快適な寝心地を体感できます。

②ソフトサイド

スプリングベッドのように、フレームの上にマットレスを乗せるタイプのことをいいます。

マットレスの形を固定する必要があるため①のハードサイドよりはしっかりとした寝心地になりますが、そのため水のゆらぎが少なく、ウォーターベッドを初めて使う方にオススメです。

ウォーターベッドのメリット

寝心地が良い

ウォーターベッドの最大の魅力は寝心地の良さです。

一般的なベッドはスプリングの反発力によって人の身体を支えますが、ウォーターベッドは水の浮力を使って人の身体を支えます。

これは密閉容器中の一部に加えられた圧力は均一に分散されるという「パスカルの原理」を利用した構造で、身体の凹凸に合わせて水がフィットして支えてくれることによって、ウォーターベッドの快適な寝心地が生まれています。

また、ウォーターベッドに寝たときに覚えるプールに浮いているような感覚が母親の胎内にいた頃をイメージさせると言われており、心理的な開放感や安心感を得られる点も快適さを感じる要素の1つです。

温度調節ができる

ウォーターベッドのもう1つの特徴は、温度調節ができるという点です。

夏は涼しく、冬は暖かく。

ウォーターベッドは水温を一定に保つことができるので、ベッドに入った瞬間から快適さを感じることができます。

ダニが発生しない

一般的なベッドで使われるマットレスにはダニが発生する可能性がありますが、ウォーターベッドはマットレス部分が水で充たされており、密封状態であるため清潔です。

また、マットレス内の水には1年に1度防腐剤を注入するので、これによって清潔に保つことができます。

防腐剤にはビニール柔軟剤入りのものもあり、マットレスのビニール部分を内側から保護するというメンテナンスも同時に行うことが可能です。

ウォーターベッドのデメリット

値段が高い

ウォーターベッドは高価なものが多く、おおよそ100～200万円の予算が必要となります。

設置・移動が大変

ウォーターベッドは非常に重さのあるアイテムで、軽いものでも300㎏、重いものであれば800㎏ほどの重量があります。

搬入はもちろん、模様替えをする際は業者に依頼する必要があるなど、一般的なスプリングベッドと比べて設置や移動に手間がかかります。

維持費がかかる

先述の通り、ウォーターベッドは1年に1回防腐剤を入れてメンテナンスをしなければなりません。

また、基本的には電源を点けっぱなしにしておくため、電気代がかさむという点でも維持費がかかるといえます。

ウォーターワールドについて

ウォーターワールドは、国内唯一のウォーターベッドブランドです。

ウォーターワールド製品は、ドリームベッド株式会社が製造・販売を行っています。

1978年に立ち上げられたウォーターベッド事業でしたが、最初は「寝室に水を持ち込む」という考えが受け入れられず苦戦したといいます。

しかし、企業努力によって技術革新と体制整備が行われ、その後1986年にウォーターワールドというブランドが誕生しました。

1988年～1989年にかけて日本にウォーターベッドのブームが訪れた際には流行に乗ってさまざまな企業が量産やコスト削減を図ったウォーターベッドを製造・販売しましたが、ウォーターワールドは世界基準を遵守するというこだわりを崩すことなくウォーターベッドを作り続け、それが後にウォーターワールドが国内唯一のウォーターベッドブランドとなった理由とも言えます。

現在ウォーターワールドの正規ディーラーは47店舗あり、取り扱い店舗を含めると約150店舗となりました。