新型コロナウイルスの流行によりテレワークの需要が増え、自宅に仕事スペースを設けた方も多いのではないでしょうか。
「せっかくならオシャレで快適な環境で仕事がしたい」と、書斎のインテリアコーディネートに関するお問い合わせも多くいただくなど、最近は特に需要が高くなっている感覚があります。
- 書斎には何を置いたらいいのか?
- 必要な家具は何なのか?
など、今回は書斎についてと、コーディネートの方法についてご紹介していきたいと思います。
書斎とは?
書斎は本来、主に知識人や文人の居宅に設けられた、読書や書き物をするためのお部屋です。これは個人の家で読書や書き物をするための専用スペースであり、書室とも呼ばれています。
書斎は作業や仕事に集中しやすく、リモートワークやテレワークなどで近年重要性が増しています。
また、書斎には個室タイプやオープン型などさまざまな種類があり、ライフスタイルに合わせて選ぶことが出来ます。
書斎を設ける大きなメリットは、ONとOFFの切り替えができることです。
自宅の中で仕事とプライベートの空間を区切ることで作業に集中することができます。
書斎のコーディネートについて
1.デスクとチェアの選び方
書斎では長時間座って作業することが多いため、快適に使うことができるデスクとチェアを選ぶことが重要です。
チェアについては、背もたれがあり、背中や腰のサポートをしっかりしてくれる「オフィスチェア」を選びましょう。一般的なチェアでも代用は可能ですが、長時間作業することを考えると機能性は欠かせません。
デスクは、奥行と幅にゆとりがあり、必要な作業道具や書類を収納できる引き出しや棚がついていると便利です。
2.照明器具にこだわる
明るく快適な照明は、作業効率を高めるために重要です。
自然光が入る窓の近くにデスクを配置し、照明も十分な明るさのある物を選びましょう。
また、電球色(オレンジっぽい色味)よりも昼白色(明るく白っぽい色味)の方が書斎には適しています。
目の疲れを軽減するためにデスクライトを置くのもオススメです。
3.収納
書斎では、本や書類などの収納スペースが必要です。
オープンシェルフや本棚を活用することでデスク周りを整理整頓することができます。
また、ファイルボックスや引き出しを使って書類を分類することも大切です。
4.壁の色や装飾
壁の色は、落ち着いたトーンを選ぶと集中力を高める効果があります。
また、壁には時計やアートを飾ると空間にアクセントを与えることができ、どうしても単調な空間になりやすい書斎に彩りを加えることができるのでオススメです。
書斎はデスクをメインにアイテムを選ぶ
書斎のメインアイテムであるデスクは、どのように選ぶのが良いのでしょうか?
前述の通り、奥行と幅に十分な広さがあることが最優先です。
一般的に会社などにあるデスクの奥行は600㎜・幅は1200㎜で、この大きさのデスクであればパソコンや書類などを置いてもスペースに余裕がありますが、自宅では限られたスペースに書斎を設ける必要があるため、奥行450㎜・幅1000㎜ほどの大きさのデスクでも十分と言えます。
お部屋の間取りに合わせて選ぶと良いでしょう。
また、引き出しや棚がついているデスクを選ぶとより便利です。
片袖机タイプのデスクは机の左右どちらかにキャビネットが付いているため作業効率が高まりますし、本棚と一体化したユニットタイプですと、 省スペースでインテリアとしても空間に映えます。
最近は昇降式デスクも人気があり、手動タイプは低価格に取り入れることができ、電動タイプは少し値が張りますがボタンひとつでデスクの高さを調整できるため非常に便利です。
レイアウトの重要性について
書斎は何より「使いやすいこと」が大切です。事前に注意するべきポイントを以下ご紹介します。
コンセントの位置
レイアウトを考える前にコンセントの位置を確認しましょう。
書斎はデスクでパソコンやモニター、携帯電話などを使用することが多いため、デスク近くにコンセントがある方が良いと言えます。
どうしてもデスクを置きたい場所にコンセントがない場合は、延長コードを使い、配線カバーで覆うことでインテリアを損ねません。
(最近のお家ではあらかじめ設計時点でデスクを配置する場所が考えられてコンセント位置が決められていることが多いです。)
エアコンの位置
コンセントの位置と同様に、エアコンの位置も大切です。
エアコンの風が直当たりする場所にデスクを置いてしまうと、快適な書斎ではなくなります。
季節を問わず快適に過ごせるよう、エアコンの位置を確認してレイアウトを考えましょう。
まとめ
家のどの場所に書斎を作るのかも悩ましいポイントですが、基本的には余剰スペースで問題ありません。
場所によっては他の音が気になったりする場合があるかもしれませんが、ノイズキャンセリング機能があるイヤフォンを使うなどの対策はあります。
むしろ、余ったスペースをうまく書斎にしてしまうというぐらいの感覚がちょうどいいのです。
さて、今回は初めて書斎を作る人やコーディネートしてみたい人の参考になるよう、書斎のインテリアコーディネートの方法についてご紹介してきました。
書斎は仕事使いもプライベート使いもできる、自分だけの居心地の良い空間です。
ぜひ自分に合った書斎作りをしてみください。せっかく作るならオシャレで機能性の高い空間にしましょう!
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