乾燥・風の強さ対策!タワマンの空気を整えるインテリア家電

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はじめに

タワーマンションの暮らしには、地上では味わえない魅力がたくさんあります。窓の外には広がる大パノラマ、夜になるときらめく夜景。都会の喧騒を眼下に眺めながら、静かにくつろぐ時間はまさに“空中のオアシス”といえるでしょう。

しかし、そんなタワマン生活にも意外な“空気の悩み”があるのをご存じでしょうか。

多くの住民が感じているのが、「乾燥」と「風の強さ」。

高層階ほど外気の影響を受けやすく、窓を開けたときの突風や、エアコンで乾いた空気に悩まされるケースが少なくありません。冬は湿度20%台まで下がることもあり、肌や喉がカサカサ、観葉植物も元気をなくしてしまう…そんな声をよく聞きます。

でも、少しの工夫と家電選びで、空気の質はぐっと変わります。今回は、タワマンで心地よく過ごすための「空気を整えるインテリア家電」と、その上手な取り入れ方をご紹介します。

高層階に特有の「空気問題」

まずは、タワマン特有の空気環境を少しだけ整理してみましょう。

実は高層階ほど、地上に比べて風が強く、湿度が低い傾向があります。気圧差の影響で気密性の高い建物内でも換気バランスが崩れやすく、わずかな隙間から風が入り込むこともあります。また、気密性が高いために湿気がこもりにくく、エアコンや床暖房で乾燥が加速するのです。

つまり、タワマンでの“空気の不快感”は、気温よりも「湿度」と「風の流れ」が大きく関係しています。

肌や髪のパサつき、のどの痛み、静電気、さらには家具のひび割れまで…すべて湿度不足から起こるトラブル。逆に言えば、この2つを上手にコントロールすれば、タワマンの暮らしは見違えるほど快適になります。

加湿器選びがカギ!空気の潤いをキープする

乾燥対策の基本は、やはり「加湿」です。

ただし、タワマンではリビングの天井が高いことも多く、一般的な加湿器では湿度が安定しにくいことがあります。ポイントは、パワーとデザイン性の両立。インテリアに溶け込むおしゃれなモデルを選べば、見た目にも満足できます。

●BALMUDA(バルミューダ)Rain

愛用率が高いのが、この「Rain」。

給水タンクがなく、上から水を注ぐだけのスマートな加湿器です。Wi-Fi接続で湿度管理も可能。内部構造も衛生的で、デザインは美術館のオブジェのよう。

静音性も高く、夜景を楽しむ静かな時間を邪魔しません。

●cado(カドー)STEM 630i

こちらは“空気をデザインする”ブランド、cadoの上位モデル。

パワフルな加湿性能に加え、銀イオンによる除菌機能も搭載。金属ボディとLEDの光が、モダンなリビングにぴったり。

アプリ連携で湿度を遠隔管理できる点も、タワマン住民に好評です。

●ダイニチ HD-RXシリーズ

実用性重視の方におすすめ。大型リビングでもしっかり加湿でき、メンテナンスも簡単。

ホワイト基調のシンプルデザインなので、どんな部屋にもなじみます。加湿器の音が気になる人にも安心の静音設計。

加湿器を選ぶときは、「広さ対応」と「タンク容量」を要チェック。

タワマンのLDKは20畳以上あることも多く、小型だと加湿が追いつきません。少し大きめを選ぶのがポイントです。

風をコントロールする──“突風”対策と空気循環

高層階では窓を開けた瞬間、まるで台風のような風が吹き込むことがあります。

この「突風問題」は、換気と風通しのバランスをどう取るかが鍵。おすすめは、サーキュレーターや空気清浄機との組み合わせです。

●バルミューダ The GreenFan

自然界のそよ風を再現する扇風機。2重構造の羽根が優しい風を生み、強風になりがちな高層階でも快適。

夏は冷房効率を高め、冬は加湿した空気を部屋全体に循環させます。インテリアとしての完成度も高く、無印良品やアクタスの家具とも相性抜群。

●Dyson Purifier Cool

強風でも安定感のあるファンと、空気清浄機能を備えた一台二役モデル。PM2.5や花粉、排気ガス成分まで除去します。

タワマンでは窓を開けずに換気する人が多いため、室内空気を常に循環・浄化するのに最適。

●±0(プラスマイナスゼロ)サーキュレーター

コンパクトでデザイン性も高く、デスク周りや寝室におすすめ。

カラー展開が豊富で、部屋のトーンに合わせて選べるのも魅力。

サーキュレーターは“夏だけ”と思われがちですが、実は冬こそ重要。

暖かい空気は上に溜まりやすいので、空気を循環させるだけで室温ムラが解消し、暖房効率もアップします。

見た目もおしゃれに。“置くだけで整う空気家電”

インテリアとしての美しさを重視したい人には、「置くだけで空気が整う」デザイン家電がおすすめです。

見せる加湿器、香る空気清浄機、光で気分を変える照明──機能と美しさを兼ね備えた家電を選ぶことで、暮らしの質が自然と上がります。

●Blueair 3210

北欧デザインの空気清浄機。丸みのあるフォルムと布製カバーが柔らかい印象を与え、リビングにも寝室にもなじみます。

フィルター交換も簡単で、静音性も抜群。カラーをグレーやサンドベージュにすれば、ナチュラルモダンな空間にぴったり。

●cado LEAF 720

cadoの代表的な空気清浄機。金属の光沢とシャープなラインが、タワマンのスタイリッシュな空間に映えます。

強力な集塵性能で、ほこりやウイルスをしっかりキャッチ。空気が澄んだような心地よさを実感できます。

●Panasonic ナノイーX搭載モデル

パナソニック独自の「ナノイーX」技術は、乾燥による肌荒れ防止にも効果的。

空気清浄+除菌+脱臭のトリプルケアが1台で完結。タワマンのような密閉空間にも最適です。

香りと光で“空気の質”を演出する

乾燥対策や空気循環が整ってきたら、次は“空気の心地よさ”を作り出す段階。

ここで活躍するのが、アロマディフューザーや照明です。香りと光の演出は、タワマンの夜時間をよりリラックスさせてくれます。

●アロマディフューザー

無印良品の「超音波うるおいアロマディフューザー」は、シンプルな見た目と柔らかな光で人気。

リビングの隅やベッドサイドに置くだけで、空気に自然な潤いと香りをプラス。

夜景を眺めながらラベンダーやヒノキの香りに包まれる時間は、まさに至福です。

●照明で湿度を“感じさせる”

光のトーンでも空気の印象は変わります。

乾燥しているときは、青白い光よりも暖色系の間接照明を使うことで、心理的に“しっとり”と感じられます。

バルミューダの「The Light」や、イサム・ノグチの「AKARI」シリーズなど、光の表情が豊かな照明を選ぶと空気が柔らかく見えます。

観葉植物も“空気を整える仲間”

最後に忘れてはいけないのが、植物の存在。

タワマンでは風が強く乾燥しやすいため、植物選びにもコツがあります。

乾燥に強く、風にも負けにくい種類を選ぶのがポイントです。

おすすめは、

・サンスベリア(空気清浄効果が高く乾燥に強い)

・ポトス(日陰でも育つ)

・オリーブ(スタイリッシュで存在感あり)

など。

鉢カバーをセラミックや木製にするだけで、部屋の印象もグッと上質に。

植物は見た目だけでなく、自然な湿度を保ち、空気の循環を促すサポートもしてくれます。

タワマンの空気を「整える」という考え方

空気を“冷やす・温める”ではなく、“整える”。

これがタワマン暮らしにおける快適さの新基準です。

湿度・風・香り・光・植物──それぞれの要素が重なり合うことで、初めて心地よい空間が生まれます。

インテリア家電を単なる“便利グッズ”としてではなく、

「空気の質をデザインする道具」として選ぶ。

それが、タワマンという特別な空間をさらに美しく、快適にする秘訣です。

まとめ

タワーマンションでの暮らしは、まさに“空中のリビング”。

その特別な環境に合わせて、空気をどう整えるかで毎日の快適度は大きく変わります。

・乾燥対策には、パワフルでデザイン性の高い加湿器

・突風・風通しには、サーキュレーターと空気清浄機

・香りと光で、空気に“感情”を添える

・植物で自然の呼吸を取り戻す

小さな積み重ねが、空気の透明感を変え、暮らしの質を上げていく。

タワマンに住むということは、空に近い場所で自分の世界をつくること。

その空気を、インテリア家電の力で“整える”ことから始めてみてください。

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